そろばんネタ帳

そろばんと教育

024)生徒作文のご紹介

 

2019年3月17日、大阪市中央公会堂で開催された(公社)全国珠算教育連盟大阪府支部の珠算優秀生徒表彰式典に参加させていただきました。

同式典では、珠算技術や学習態度だけでなく、珠算に関する絵画作品や募集作文の表彰も実施されています。

そのなかで、上記に掲載させていただいた、受賞作文の朗読が作者本人によって行われました。

小職は文章については素人ですので、専門的な評価は出来ませんが・・。表現されている内容ももちろん素晴らしいのですが、シッカリした文章の構成力、また、当日壇上で読み上げる凛とした立ち姿に圧倒されましたので、関係者の許可を得て紹介させていただきます。

最初の書き出しで、いきなり、①「5才から始めたそろばん。」と言う体言止めを使い、②「・・・壁にぶちあたっています。」と書いた後に③「・・・・・という二つの壁です。」と記載しています。普通の表現ですと、③と②の順序が逆になるように思われます。文頭の①②③で、読者の気持ちを一気に惹きつけて、本文に導入しています。

とても小学6年生の作文とは思えません。

その後の本文も、しっかり読ませる内容で、我々珠算関係者にとっては、思わず”合点”といいたくなるような、内容でした。

このように優れた生徒を虜にできる「珠算」という宝物を大事にしてゆきたいものです。