そろばんネタ帳
そろばん四方山話
067)そろばん修理のビフォーアフター 01
<修理前>
<修理後>
骨玉のそろばんの修理の例をご覧ください。
【ビフォー】修理前は、玉自体の汚れはもとより、竹芯にも永年ご使用された汚れがこびりついており、玉の動きが悪くなっていました。
職人の手により、「玉洗い」を実施しました。特殊な洗剤で油脂分を溶かして、更に、こびりついた汚れを何度もブラシや布で取ってゆきます。汚れといっても、いろいろな材質がありますので、試行錯誤が続きます。
【アフター】修理後の画像で、変化がわかるでしょうか?竹芯の汚れはきれいに落ち、玉の調子は最高です。玉の汚れも見事に落ちました。(木の玉では、ここまできれいに落ちないのですが・・・)
※お父様が、何十年も大切に使ってこられた、大事なソロバンだそうです。もちろん、大変喜んでいただきました。
※なお、骨玉というのは、文字通り牛骨から削り出した玉素材です。象牙と間違う方もいらっしゃいますが、象牙独特の文様が違います。プラスチックの玉に取って代わられて、現在は生産されておりません。