そろばんネタ帳
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029)古代メキシコ・オルメカ文明展
京都文化博物館で開催されている「古代メキシコ・オルメカ文明展」に行ってきました。開催期間が残り少なくなっていますが、素晴らしい展示会です。お勧めですので、ぜひご覧ください。
今から2万年前に氷河期のベーリング海峡を通ってアメリカ大陸に渡った我々と共通の祖先であるモンゴロイドが、有名なマヤ文明以前に高度な文明を築き上げていたのです。
ユカタン半島のジャングルの中に、左のリーフレットで見られるような大きな巨石(顔の高さ1m)が転がっているのだそうです。凄いですね。
マヤ文明が暦に関する高度な知識を持っていたことは有名ですが、そのルーツがこのオルメカ文明に遡ることができます。
その暦は2つのサイクルで成り立っています。「260日歴」と「365日歴」です。マヤの一日はこの二つの暦で呼ばれていたようです。その二つの暦が重なるのは、太陽年で約52年にあたります。これを「カレンダーラウンド」と呼びます。
特に我々が注目したいのは、その暦に使われている、13までの記数方法です。(左図)
1~4までは、点を並べ、5は横棒。さらに6は、「横棒+点1」です。10は、横棒が2本。となっています。
紀元前1000年頃に、以上のような記数法を使用していたのでしょうか?
もう少し調べてから、評価をしたいと思いますが、何か情報をお持ちでしたら、ぜひご教示ください。 以上