そろばんネタ帳
そろばんと教育
012) 聖心インターナショナルにて、そろばんソフトによる授業
5月29日東京広尾の聖心インターナショナルスクールにおいて、弊社そろばんソフトを使用したそろばん授業が開催されました。
聖心インターナショナルスクールは世界各国のVIPクラスの子女が通うインターナショナルスクールで、校内では日本語禁止、先生方もほとんどが海外の方です。
今回は、「日本の伝統文化を学ぶ」というテーマの中で「そろばん」を取り上げていただきました。
指導していただくのは東京の谷賢治先生。全珠連珠算教育研究所・主任研究員、全国珠算連合専門委員会委員長など、現在の珠算界で最もご多忙な先生です。
今回の主旨にご賛同頂いて自らご指導いただくことになりました。
先生の背面にある電子黒板と弊社ソフト「わかりやすい小学校そろばん3年・4年用」を利用して、「そろばんの導入部分の説明」があり、その後、「そろばんによる数字の表し方」「指の使い方」と楽しく授業が進んで行きました。
実は、谷先生の指導はすべて通訳の先生を通じて英語で生徒に説明されています。日本語による授業より進度が遅くなったり、生徒の集中力が途切れそうですが、そんな心配は全く無用でした。
途中からはご持参の教師用そろばんで、谷先生自ら英語で3桁のたし引き算まで指導していただきました。
極めつけは、「3+4」の指導です。「3たす4は、5玉と1玉だけで、どうすれば計算できると思う?」という質問に生徒から「5玉を使えば良い!」そして「余分の1を引く」!! 凄いです!!
最後に、持参された江戸時代の和算書や中国のそろばんなどにまつわるエピソードを紹介して、極めて充実した40分間の授業が終了しました。
弊社そろばんソフトは、「電子黒板の普及している海外において、日本人の珠算教師を派遣しなくてもそろばん指導ができる」ことを第二のミッションと考えています。
今回の授業は、その第一歩と考えています。関係者の皆様たいへんありがとうございました。